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市民防災の日(-人-)
2013-07-23
昭和58年に起きた 島根県西部豪雨災害の教訓から設定された日です
あれから30年になったんですね・・・
前日の22日夜半から降った雨は大きな被害をもたらしました
この町内では家屋を失った方・浸水された方はおられましたがこの災害で亡くなられた方がいらっしゃらなかったのは幸いだったと思います
益田市内・県西部を見ると多くの尊い命が失われました
私の同級生もその一人です
裏山が崩れ 家ごと飲み込まれたそうです
それから20年近く過ぎたある年 同窓会が終わって益田へ帰る汽車の中で声を掛けてきた男の方がいらっしゃいました
「あの店に居たよね・何の集まりだったの・・・」
ちょっとびっくりでしたが あの町の出身で同窓会だった事・・・普段の私ならきっと無視するのですがお酒も入っていたからでしょうかおしゃべりをしていました
もう10年以上前の事で他の事は忘れてしまったのですが
その方が自衛隊所属で58年の災害の時派遣されて亡くなった同級生の捜索をされたそうです
その彼女の遺体が見つからなくて 災害から4~5日過ぎて諦めかけていた時に見つかったそうです
ただ30年前もとても暑い日が続いていました 損傷も激しくて見れる状態ではないかもと考えていたそうです
ところが出てきた遺体はとてもきれいで顔には傷一つ付いていなかったそうです
これだけは忘れる事ができません
まだ20代半ばだった彼女はきっとまだまだやりたい事が沢山あったでしょう
彼女と多くの亡くなられた方のご冥福を祈りたいと思います(-人-)